正直言って、体育の時間やプールも習っていたので、プールの日がどんどん憂鬱になっていき「このムダ毛さえなければ・・・」となった私は、父親のT字カミソリで足のムダ毛の処理をしました。
初めて処理したはドキドキしてしまい、とても恐怖でしたが、これがちゃんとできれば私はもう悩む必要もないんだという思いも有り、ゆっくりゆっくり剃りました。
お風呂から出てこない私を気にして、母が声をかけにきましたが「ちょっとゆっくりしたい」と言って母にバレないようにしました。
銀座カラークーポンの事が好きになっています。
その日から、私は、少しムダ毛が生えるたびに父親のT字カミソリをこっそり使って剃っていました。
最初の頃は恐る恐る剃っていた私でしたが、剃ることにも慣れてきて、調子に乗って剃っていたら、足のすねをカミソリでえぐってしまって、大量の血が出てきました。
傷はそんなに深くなかったのですが、血の多さにびっくりして母親に泣きついてしまいました。
すると「小さい子は皮膚も弱いから、カミソリでそるなんてダメージが大きいのに、ましてけがなんてしたら、一生残るから、ムダ毛事は気にするなって言ったでしょ！」と叱られてしまいました。
ムダ毛の事を気にしている私の気持ちを母は理解していないと思っていたのですが、実は、私の身体の事を気にかけてのことだということを知りました。
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